ブログ|OZデイ33しものせき

新着情報

第10回放課後デイサービス雑学講座

皆さんこんにちは!
SUNSUN株式会社、更新担当の中西です。

~児童福祉法~

ということで、放課後等デイサービスと児童福祉法の関係性や、実務における意義、遵守すべき視点などを深く解説していきます。

 

子どもの最善の利益を支える“法的な柱”を知る

放課後等デイサービス(以下、放デイ)は、発達に特性のある就学児童に対して、放課後や長期休暇中に療育的支援や日常生活訓練、社会性の向上などを目的として提供される福祉サービスです。

この放デイの制度的根拠となっているのが「児童福祉法」です。
この法律は一言でいえば、「すべての子どもが健やかに育つことを社会全体で支えるための法律」です。


✅ 児童福祉法とは? その目的と基本理念

📘 児童福祉法(昭和22年法律第164号)とは

児童福祉法は、日本における子どもに関する総合的な福祉法であり、1947年に制定された歴史ある法律です。

🎯 基本的な目的(第1条)

「すべての児童が、心身ともに健やかに生まれ、育成されるよう、児童の福祉を保障することを目的とする。」

つまり、児童福祉法の核心は、すべての子どもの「最善の利益」を守ることです。これは、障がいの有無や家庭環境を問わず、等しく保障される権利です。


✅ 放課後等デイサービスと児童福祉法の関係

◼ 放課後等デイサービスの位置づけ(第6条の2第2項)

児童福祉法において、放課後等デイサービスは以下のように定義されています:

「障害児通所支援事業のうち、就学している障害児を対象とするもの」

つまり、障がいのある就学児童に対して、放課後や休日に必要な支援を提供する“児童福祉法に基づいたサービス”であるということです。

🧩 放デイは「児童福祉法」+「障害者総合支援法」から派生した制度

  • 対象:児童福祉法(児童)

  • 支援内容:障害児支援の枠組み

  • 運用:市区町村がサービス決定権を持つ(受給者証制度)


✅ 放課後等デイサービスにおける児童福祉法の“現場での意味”

児童福祉法に基づいて運営されるということは、以下のような義務と責任を持つことになります

① 子どもの権利を守る義務

  • 子どもの人権、尊厳、選択の自由を尊重

  • 年齢や障がい特性に配慮した発達支援

  • 虐待防止、差別防止、安全配慮の徹底

👉 実務の例
「この子はこういう性格だから無理」ではなく、子ども一人ひとりの可能性に向き合う支援姿勢が求められます。


② 保護者との連携と支援責任

児童福祉法では、「家庭と連携して子どもの育ちを支える」ことが重視されています。

  • 支援計画の共有と保護者参加の促進

  • 保護者の悩みに耳を傾ける相談支援

  • 家庭での実践につながるアドバイス

👉 実務の例
支援記録を単なる“記入義務”で終わらせず、保護者との「対話の素材」にすることで、信頼関係が深まります。


③ 人員配置・運営基準の遵守

児童福祉法に基づく指定事業である放デイは、以下のような厳密な基準を守らなければなりません

基準項目 内容例
児童発達支援管理責任者の配置 利用者10人につき1名以上
指導員・保育士の配置 常時2名以上が必要
計画作成義務 個別支援計画を6ヶ月ごとに見直し
運営規程・マニュアル 利用契約書、運営規程、虐待防止マニュアルの整備

👉 法的根拠があるからこそ、監査・行政指導の対象になる点も意識が必要です。


✅ 放課後デイの支援者が意識したい「児童福祉法の理念」

放デイで働く職員一人ひとりが、児童福祉法の根本的な理念を理解し、それを支援に活かすことが重要です。

📌 意識しておきたい法的視点

  • すべての子どもに「最善の利益」が優先される(第2条)

  • 子どもが「意見を表明する権利」がある(国際条約にもとづく)

  • 発達に応じた支援で、自立と社会参加を支える(第6条の3)

👉 子どもを「支援される側」ではなく「主体的な存在」として関わる姿勢が、児童福祉法の根幹です。


✅児童福祉法を理解することが「質の高い放デイ」につながる

放課後等デイサービスは、ただの預かりではありません。
法律に基づき、社会的に「子どもの育ちを支える公的責任」を果たす重要な福祉サービスです。

だからこそ、現場で働く職員や管理者が児童福祉法の意義を理解し、それを日々の支援や運営にどう反映するかが問われています。


📋 実務で役立つ!児童福祉法×放課後デイの意識ポイントチェック

項目 自問すべき問い
支援の視点 この支援は「子どもの最善の利益」になっているか?
権利の尊重 子どもの意見や希望を反映できているか?
保護者との関係 一方的ではなく「協働の支援」になっているか?
書類と実務の連動 計画や記録が、子どもの支援に活きているか?

 

お問い合わせはお気軽に♪

facebook_face.jpg

第9回放課後デイサービス雑学講座

皆さんこんにちは!
SUNSUN株式会社、更新担当の中西です。

~支援計画~

ということで、本記事では、放課後等デイサービスにおける支援計画の意義、作成の流れ、現場運営とのつながりを深く掘り下げて解説します。

 

 子ども一人ひとりの未来を支える「根っこ」の役割

放課後等デイサービスは、障がいや発達に特性のある子どもたちが、学校の放課後や長期休暇中に利用できる療育・居場所・社会参加の場です。
その中核となるのが、「個別支援計画(通称:支援計画)」です。

支援計画は単なる“提出書類”ではなく、子どもの育ちと自立のための方向性を示す羅針盤であり、サービスの質を左右する最も重要な書類の一つです。


✅ 支援計画とは何か? その基本的な役割

支援計画とは、児童発達支援管理責任者(児発管)やスタッフが、子どもの発達課題・興味関心・家庭状況などを踏まえ、どのような支援を、どのような目標で行っていくかを具体化する文書です。

主な役割

  • 子どもの発達・生活・社会性の成長目標を明確化

  • 保護者との情報共有・支援方針の一致

  • スタッフ間の共通認識と支援方法の統一

  • 利用者満足度の向上と自己決定支援

  • 行政や第三者評価機関へのサービス根拠としても重要


✅ 支援計画の構成要素(例)

項目 内容例
基本情報 氏名、年齢、診断名、利用日数など
アセスメント 課題、得意なこと、困っていること、環境
支援の目標 半年または1年単位での短期・中期目標
支援内容 具体的な支援の方法・活動内容
評価と見直し 定期的な達成度評価と次回計画への反映

👉 Point: 「できないこと」に目を向けるのではなく、「できることをどう活かすか」の視点で記載するのが支援計画の基本姿勢です。


✅ 支援計画が重要な理由 〜5つの観点から〜

1. 子どもの発達の道しるべになる

支援計画は、子どもが半年後・1年後にどう成長していくかを見通す計画表です。
発達は一人ひとり違いますが、目標を持って支援することで、小さな「できた」が積み重なり、大きな自信や自立につながります。


2. 保護者との信頼関係を築く“接点”になる

支援計画は、家庭と施設をつなぐコミュニケーションツールでもあります。
計画に保護者の想いを反映させたり、日々の子どもの様子と照らし合わせて伝えることで、「一緒に子どもを育てている」という信頼関係を築くことができます。


3. 支援の「一貫性」と「根拠」を確保できる

スタッフによって支援の質がバラバラでは、子どもが混乱することもあります。
支援計画があることで、「誰が見ても、誰が支援しても、同じ方向を目指している」という共通理解が生まれ、継続的かつ安定した支援が可能になります。


4. チーム支援の質を高め、職員の育成にもつながる

支援計画を中心に、ミーティングやカンファレンスを行うことで、職員同士の情報共有や知識のブラッシュアップが進みます。
新人職員への支援方法の伝達や、事例検討のベースとしても役立ちます。


5. 行政監査・運営評価における“証拠”になる

放課後等デイサービスは、国の給付金で運営される福祉サービスです。
支援計画は、「何に対して支援を行ったか」の証拠になるため、監査・評価時には必ず確認される項目の一つです。


✅ 支援計画作成の流れ(実務の視点)

  1. アセスメント(情報収集)
     └ 利用者本人・保護者からの聞き取り、学校情報、行動観察など

  2. ニーズ分析と課題整理
     └ できること、できないこと、環境要因などを整理

  3. 目標設定(SMART目標が基本)
     └ S:具体的、M:測定可能、A:達成可能、R:現実的、T:期限つき

  4. 支援方法の検討
     └ 活動内容、環境設定、教材、コミュニケーション方法など

  5. 計画書の作成と同意取得
     └ 保護者に説明し、同意署名をもらう(個別支援計画書)

  6. 実施・記録・評価・見直し
     └ 毎日の記録→定期的な評価(6か月ごとが基本)→再計画へ


✅ 支援計画の“形骸化”を防ぐための3つの視点

  1. 日々の支援に落とし込む
     → 活動記録と支援計画を連動させる仕組みをつくる

  2. 評価を定期的に行い、更新する
     → 半年ごとの評価だけでなく、ミニレビューを定期的に実施

  3. 保護者との対話を続ける
     → 支援計画を「共につくる」ものとして運用する姿勢が大切


✅ 支援計画は、子どもと現場をつなぐ「設計図」

放課後等デイサービスにおける支援計画は、制度上の義務であると同時に、福祉専門職としての責任の証でもあります。

支援計画が丁寧に作られ、実践に活かされている事業所は、
✅ 利用者満足度が高く、
✅ 職員のチームワークも良く、
✅ 行政からの評価も安定している傾向にあります。

“1枚の支援計画”が、子どもの未来を大きく変えることもある。
だからこそ、計画に真心と専門性を込めて取り組む姿勢が、支援者として最も重要なのです。

 

お問い合わせはお気軽に♪

facebook_face.jpg

第8回放課後デイサービス雑学講座

皆さんこんにちは!
SUNSUN株式会社、更新担当の中西です。

~コミュニケーションの重要性~

ということで、ご家族とのコミュニケーションの重要性、円滑な関係を築くためのポイント、効果的な情報共有の方法について詳しく解説 します♪

 

放課後等デイサービスは、障がいのある子どもたちが放課後や長期休暇に安心して過ごし、社会性や生活スキルを育むための支援を行う施設 です。しかし、子どもたちの成長や発達を支えるためには、支援者だけでなく、ご家族との連携が不可欠 です。

「保護者との連携を深めたいが、どうすればいいかわからない…」
「家庭と事業所での関わり方にズレがあり、子どもが混乱している…」
「ご家族の悩みや希望をもっと理解したい…」

こうした課題を抱える放課後デイサービス事業者や支援員の方も多いのではないでしょうか?


1. なぜ放課後等デイサービスにおいてご家族とのコミュニケーションが重要なのか?

① 一貫した支援を提供するため

子どもたちは、放課後デイサービスだけでなく、家庭や学校など複数の環境で生活しています

デイサービスと家庭での関わり方が大きく異なると、子どもが混乱する可能性がある
一貫した方針を持つことで、安心感を持って成長できる
ご家族の意向を尊重しながら、最適な支援計画を立てることができる


② ご家族の悩みや不安を解消し、負担を軽減するため

放課後デイサービスを利用するご家庭の多くは、子どもの成長や将来に対する不安を抱えています

「子どもが社会に適応できるか不安」
「家庭での接し方が合っているのかわからない」
「仕事と育児の両立が難しく、ストレスを感じている」

支援員が積極的にコミュニケーションを取ることで、ご家族の悩みに寄り添い、支援の方向性を共有することができます


③ 信頼関係を築くことで、より良い支援につながる

ご家族がデイサービスの方針に納得し、安心して子どもを預けられるようになると、子どももリラックスして過ごせるようになります

信頼関係が築かれることで、ご家族からの情報提供もスムーズに
子どもの成長に合わせて柔軟な支援計画が立てられる
ご家庭とデイサービスの双方で「チーム」として子どもを支えられる


2. ご家族との良好なコミュニケーションを築くためのポイント

① 初回面談を丁寧に行う(信頼関係のスタート)

初めて利用するご家庭にとって、放課後デイサービスがどんな場所なのか、どんな支援を受けられるのかは大きな関心事 です。

📌 面談時に意識すること
保護者の希望や不安を丁寧にヒアリングする
支援方針やルールを分かりやすく説明する
「どんなことでも相談してください」と安心感を与える

最初の面談でしっかり信頼関係を築くことで、スムーズな情報共有につながります。


② 連絡帳やLINE、電話を活用して日々の様子を伝える

ご家族は、デイサービスで子どもがどのように過ごしているか気になっています

📌 情報共有の方法
連絡帳:その日の活動内容、食事や排泄の状況、気づいたことを記録
LINEやメール:写真や動画を添えて子どもの様子を報告(個人情報に配慮)
電話:急ぎの連絡や、デイサービスでの課題についてじっくり話す

「今日はこんなことができました!」「最近、○○に興味を持ち始めましたよ」など、ポジティブな報告をすると、保護者の安心感が高まります。


③ 定期的な面談で支援方針をすり合わせる

子どもは成長とともに変化していきます。支援計画が適切かどうか、定期的に見直すことが重要 です。

📌 面談で話すべき内容
最近の成長や課題についてのフィードバック
家庭での困りごとや悩みの共有
今後の支援の方向性の確認

「ご家庭ではどのように感じていますか?」と質問し、双方向のコミュニケーションを意識することが大切 です。


④ ご家族の気持ちに寄り添う(共感の姿勢)

保護者の方は、子育てに対する不安やストレスを抱えていることが多い ため、「話を聞いてもらえるだけで安心する」こともあります。

📌 共感のポイント
「大変ですね」「よく頑張っていますね」とねぎらう
「その気持ち、よくわかります」と共感を示す
「こういう方法もありますよ」と具体的なアドバイスをする

💡 例:「最近、家でうまく話してくれなくて…」
「そうですか…」(話を流してしまう)
「それは心配ですね。デイではこんな様子ですが、どんな話題なら反応が良いですか?」(共感しつつ、具体的な解決策を提案)


⑤ 家庭との連携を深めるイベントを実施する

📌 おすすめのイベント例
保護者向け勉強会(発達障がいへの理解を深める)
親子参加型イベント(レクリエーション・調理実習など)
保護者交流会(悩みを共有できる場を作る)

家庭とデイサービスが協力し、子どもを支えるチームとして機能することが大切 です。


3. まとめ:ご家族とのコミュニケーションを大切にし、より良い支援を!

ご家庭と一貫した支援を提供することで、子どもの安心感が高まる
保護者の悩みを共有し、負担を軽減することで信頼関係を築く
日々の連絡・面談を通じて、子どもの成長を共に見守る
共感の姿勢を大切にし、寄り添ったコミュニケーションを意識する

放課後等デイサービスは、子どもだけでなく、ご家族も支える存在 です。信頼関係を深めながら、家庭と連携し、より良い支援を実現していきましょう!

 

 

お問い合わせはお気軽に♪

facebook_face.jpg

第7回放課後デイサービス雑学講座

皆さんこんにちは!
SUNSUN株式会社、更新担当の中西です。

~プランニングのポイント~

ということで、放課後デイサービスにおける適切なプランニングの方法、個別支援計画の作成ポイント、活動プログラムの工夫、支援の評価方法 について詳しく解説します♪

 

放課後等デイサービス(以下、放課後デイサービス)は、障がいのある子どもたちが放課後や長期休暇に安心して過ごせる場を提供し、成長や自立をサポートする重要な役割を担っています

しかし、「どのように支援計画を立てればよいのか?」という点に悩む事業者や支援員の方も多いのではないでしょうか?

「子どもの個性に合わせたプログラムを作りたい」
「支援計画をしっかり立て、保護者とも共有したい」
「効果的なアセスメントの方法が知りたい」

こうした課題を解決するためには、放課後デイサービスのプランニングにおける基本的な考え方と、具体的なポイントを押さえることが重要 です。


1. 放課後デイサービスのプランニングとは?

放課後デイサービスのプランニングとは、子ども一人ひとりの発達状況や特性を考慮し、適切な支援内容を計画すること です。

🔹 プランニングの目的

子どもの成長や発達を支えるための適切な環境を提供する
日常生活能力や社会性を育む活動を通じて、自立支援につなげる
子どもの個性やニーズに合わせた柔軟な支援を行う
保護者や学校と連携し、子どもの成長をサポートする

適切なプランニングを行うことで、子どもが安心して楽しく過ごせる場を作り、成長を促すことができます。


2. プランニングの基本ステップ

① アセスメント(現状把握)

まずは、子ども一人ひとりの発達状況や支援ニーズを正しく理解すること から始めます。

📌 アセスメントのポイント
発達特性の理解(自閉症スペクトラム、ADHD、知的障がいなど)
現在の生活状況・学校での様子
興味・関心があること、得意なこと・苦手なこと
保護者の希望(将来の目標・家庭での悩み)

📌 具体的な方法

  • 面談(保護者・学校関係者・本人とのヒアリング)
  • 行動観察(普段の様子や活動中の動き方をチェック)
  • チェックリスト・評価ツール(発達検査や支援計画ツールを活用)

② 個別支援計画の作成

アセスメントの結果をもとに、子ども一人ひとりに合った「個別支援計画」を作成 します。

📌 個別支援計画のポイント
具体的で達成可能な目標を設定する(短期目標・長期目標)
「できること」を増やすためのステップを考える
成長に応じて定期的に見直しを行う
保護者や学校と共有し、連携を強化する

📌 支援計画の例

項目
短期目標(3ヶ月) 「1人で靴を履く練習をする」「1日のスケジュールを理解する」
中期目標(半年) 「簡単な買い物を1人でできるようになる」「友達と順番を守って遊ぶ」
長期目標(1年) 「自分で身支度ができるようになる」「社会性を身につける」

目標を明確にすることで、子どもが成長したときの達成感につながり、自信を持てるようになります。


③ 活動プログラムの計画

個別支援計画に基づき、子どもが楽しみながら成長できる活動を計画 します。

📌 活動の種類と目的

活動内容 目的
運動遊び(ボール遊び・リトミック・ストレッチ) 体の動かし方を学び、協調性を高める
ソーシャルスキルトレーニング(SST) 友達との関わり方を学び、社会性を育む
創作活動(お絵かき・工作) 自己表現の機会を作り、集中力を高める
日常生活トレーニング(食事・掃除・買い物体験) 自立に向けたスキルを身につける
外出活動(公園・買い物・遠足) 実際の社会環境で適応力を育む

📌 活動を成功させるポイント
子どものペースに合わせた支援(焦らず段階的に進める)
成功体験を積めるような内容にする(小さな成功を積み重ねる)
多様な活動を組み合わせ、子どもが飽きずに楽しめる工夫をする


④ 支援の振り返りと改善

支援計画は、一度立てたら終わりではなく、定期的に振り返り、必要に応じて見直すことが重要 です。

📌 振り返りのポイント
子どもが達成できたこと・できなかったことを分析する
支援方法が適切だったか検討し、改善点を探る
保護者と定期的に意見交換を行い、家庭での様子も把握する

📌 改善の例

  • 「集団活動が苦手な子どもには、少人数グループでの活動を増やす」
  • 「飽きやすい子どもには、活動時間を短くして興味を引く工夫をする」

5. まとめ:放課後デイサービスのプランニングで大切なこと

アセスメントをしっかり行い、子どもの特性を理解する
個別支援計画を立て、目標を明確にする
多様な活動を計画し、子どもが楽しみながら成長できる環境を作る
定期的に支援の振り返りを行い、改善を続ける

放課後デイサービスのプランニングは、子どもたちの未来を支える重要なプロセス です。支援員や保護者と連携しながら、一人ひとりに合った支援を提供できるよう、丁寧な計画を心がけましょう!

 

 

お問い合わせはお気軽に♪

facebook_face.jpg

第6回放課後デイサービス雑学講座

皆さんこんにちは!
SUNSUN株式会社、更新担当の中西です。

 

~日本の現状と課題~

ということで、日本の児童支援の現状を詳しく分析し、解決すべき課題と今後の展望について深く掘り下げていきます

日本では、児童福祉の制度が整備されているものの、依然として児童虐待や貧困、発達障害児への支援不足など、多くの課題を抱えています。子どもたちが健やかに成長できる環境を整えるためには、現状を正しく理解し、具体的な改善策を講じることが不可欠です。


1. 日本の児童支援の現状|制度は整備されつつあるが、まだ不十分

① 児童福祉制度の基本概要

日本の児童福祉制度は、1947年に制定された**「児童福祉法」**を基盤としています。この法律では、すべての子どもが「健全に育成される権利」を持ち、国や自治体がその支援を行うことが義務付けられています。

また、2000年には**「児童虐待防止法」**が施行され、児童虐待に対する法的対応が強化されました。これにより、児童相談所(児相)の役割が拡大し、行政による児童保護の仕組みが確立されました。

さらに、近年では以下のような施策が進められています。

  • 「子どもの貧困対策法」(2013年制定)による経済的支援の強化
  • 「幼児教育・保育の無償化」(2019年開始)による保育環境の整備
  • 「発達障害者支援法」(2005年施行)による特別支援教育の充実

しかし、これらの制度があるにもかかわらず、日本の児童支援はまだ多くの課題を抱えています。


2. 日本の児童支援の主な課題

① 児童虐待の増加と児童相談所の対応不足

現状:増え続ける児童虐待件数

厚生労働省の統計によると、児童相談所への児童虐待相談件数は1990年代から急増しており、2022年度には約21万件を超えました。これは、日本社会における児童虐待の深刻さを示しています。

虐待の種類には以下のようなものがあります。

  • 身体的虐待(暴力を振るう)
  • 心理的虐待(暴言や無視、脅迫など)
  • ネグレクト(育児放棄、食事を与えないなど)
  • 性的虐待(子どもへの性的な接触や行為)

課題:児童相談所の人手不足と権限の限界

児童相談所の職員数は増加しているものの、依然として人員不足が深刻な問題となっています。また、児童虐待が発覚しても、家庭に立ち入り調査を行うには法的な制約が多く、迅速な対応が難しいケースもあります。

解決策の方向性

  • 児童福祉司(ソーシャルワーカー)の増員と専門研修の強化
  • 児童相談所の権限拡大(家庭訪問の強制力強化など)
  • 地域社会との連携強化(学校・病院・警察との協力体制の構築)

② 子どもの貧困問題|貧困の連鎖を断ち切るために

現状:7人に1人の子どもが貧困状態

日本では**子どもの貧困率が13.5%(約7人に1人)**と、先進国の中でも比較的高い水準にあります。特に、ひとり親家庭の貧困率は50%を超えており、深刻な社会問題となっています。

貧困の影響として、以下のような問題が指摘されています。

  • 十分な教育を受けられない(大学・専門学校への進学率が低い)
  • 食事が満足に取れない(栄養不足による健康問題)
  • 心理的ストレス(家庭環境の悪化による精神的負担)

課題:支援の対象拡大と継続的な支援の不足

現在、日本では子どもの貧困対策として、**「就学援助制度」「子ども食堂」**などが展開されています。しかし、支援の範囲が限定的であり、十分な支援を受けられない子どもも多いのが現状です。

解決策の方向性

  • 給付型奨学金の拡充(返済不要の奨学金を増やす)
  • 学校給食の無料化(低所得層の子どもへの食事支援)
  • 地域コミュニティによる支援強化(子ども食堂や学習支援の充実)

③ 発達障害児への支援の遅れ

現状:発達障害の認知度は上がるも、支援体制は不十分

発達障害(自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害など)を持つ子どもへの理解は進んでいますが、支援の受け皿が不足しているのが現状です。

例えば、以下のような課題が挙げられます。

  • 特別支援教育の教師不足(専門知識を持つ教員が足りない)
  • 発達障害児を受け入れる保育園・学校の不足
  • 医療機関での診断までに時間がかかる(待機期間が長い)

解決策の方向性

  • 特別支援教育の教員育成を強化(専門トレーニングの義務化)
  • 発達障害児向けの支援施設の増設
  • 早期診断と早期療育のシステム化

3. 今後の展望|すべての子どもが安心して育つ社会をめざして

日本の児童支援の課題は多岐にわたりますが、国・自治体・地域社会が連携し、子どもを支える包括的なシステムを構築することが重要です。

今後の改善ポイント

児童相談所の強化(人員増加、権限拡大)
子どもの貧困対策(給付型奨学金や食事支援の拡充)
発達障害児支援の充実(専門教育の強化、施設の増設)
地域コミュニティの活用(学校・NPO・企業の協力)

日本の未来を担う子どもたちが安心して成長できる社会を築くために、一人ひとりができることを考え、行動していくことが求められています。

 

お問い合わせはお気軽に♪

facebook_face.jpg

2024年度自己評価アンケート 公表

平素よりOZデイ33しものせきをご利用いただきありがとうございます。

2024年度の自己評価について公表いたします。

アンケートにご協力頂いきありがとうございました。

今後もよりより事業所運営が出来る様努めて参ります。

よろしくお願いします。

 

OZデイ33しものせき自己評価2025.2 ②

OZデイ33しものせき自己評価2025.2 ③

OZデイ33しものせき自己評価2025.2 ④

OZデイ33しものせき自己評価2025.2 ⑤

OZデイ33しものせき自己評価2025.2 ⑥

OZデイ33しものせき自己評価2025.2

第5回放課後デイサービス雑学講座

皆さんこんにちは!
SUNSUN株式会社、更新担当の中西です。

 

~イギリスの児童支援の特徴~

ということで、イギリスの児童支援に関する注目すべき制度や取り組みを詳しく解説し、その背景や特徴について深く掘り下げていきます♪

児童福祉の分野において、イギリスは世界的にも先進的な取り組みを行っている国の一つです。イギリスでは、児童の権利を守る法律の整備や、社会全体で子どもを支える仕組みが確立されており、日本でも参考にされることが多くあります。


1. イギリスの児童支援の基本理念|「子どもの最善の利益」を最優先に

イギリスの児童福祉は、「子どもの最善の利益(Best Interests of the Child)」という考え方を基本としています。これは、1989年に採択された**国連子どもの権利条約(UNCRC)**に基づいており、すべての子どもが安全に成長できる社会を目指すものです。

① 子どもを「独立した権利主体」として扱う

イギリスでは、子どもは親や国の所有物ではなく、独立した権利を持つ存在とされています。そのため、子ども自身の意見を尊重する制度が整備されており、児童福祉サービスにおいても、子どもの意思が反映されることが重要視されています。

② 児童支援における「統合的アプローチ」

イギリスの児童福祉では、教育・医療・福祉・司法といった異なる分野が連携して支援を行う「統合的アプローチ(Integrated Approach)」が取られています。これにより、家庭環境や学校生活、地域社会など、子どもを取り巻くすべての環境を総合的にサポートすることが可能になっています。


2. イギリスの注目すべき児童支援制度とその特徴

① 「Every Child Matters(すべての子どもが大切)」政策

2003年に導入された**「Every Child Matters(ECM)」は、イギリスの児童福祉政策の基盤となる重要な枠組みです。この政策は、2000年に発生したヴィクトリア・クリンビー事件(児童虐待死事件)**をきっかけに、政府が児童保護の強化を目的として制定しました。

ECMの5つの主要目標

  1. 健康であること(Being Healthy) → 身体的・精神的に健康であること
  2. 安全であること(Staying Safe) → 虐待やネグレクトから保護されること
  3. 学び、楽しむこと(Enjoying and Achieving) → 質の高い教育を受け、才能を伸ばせること
  4. 経済的安定を得ること(Achieving Economic Well-being) → 将来的に自立し、生活の安定を得られること
  5. 社会に貢献すること(Making a Positive Contribution) → 社会的な責任を果たし、他者と良好な関係を築くこと

ECMは、単なる児童保護にとどまらず、子どもが健やかに成長し、社会に貢献できる人材となることを目標とする点が特徴です。


② 児童保護のための「セーフガーディング(Safeguarding)」制度

「セーフガーディング(Safeguarding)」とは、子どもを虐待やネグレクト(育児放棄)、搾取から守るための包括的な保護制度です。

セーフガーディングの具体的な取り組み

  • Multi-Agency Safeguarding Hubs(MASH):警察、福祉、教育、医療機関が連携し、児童虐待の早期発見と迅速な対応を行う機関。
  • Local Safeguarding Children Boards(LSCBs):地方自治体ごとに設置され、地域レベルでの児童保護の指導・監視を行う。
  • 学校でのセーフガーディング教育:すべての学校で、子どもたちに「身を守る方法」を教育し、問題があれば相談できる環境を整備。

セーフガーディングは、児童虐待が発生する前に予防し、子どもが安心して生活できる環境を作ることを目的としています。


③ 里親制度と児童養護施設の充実

イギリスでは、家庭で適切な養育を受けられない子どもを支援するための里親制度が非常に発達しています。

イギリスの里親制度の特徴

  • 「ファミリーファースト」原則:可能な限り、実の家族や親族の元での養育を優先。
  • 専門的な里親育成プログラム:里親になるためには、政府が定めた専門的なトレーニングを受ける必要がある。
  • 子どもの意見を尊重:里親や施設での生活に関する重要な決定には、子どもの意見が反映される。

また、児童養護施設も家庭的な雰囲気を重視し、少人数制で個別ケアを充実させるなど、子どもの心理的な安定を図る取り組みが進められています。


④ メンタルヘルス支援の充実

イギリスでは、子どものメンタルヘルス支援が非常に重視されています。特に、学校や地域社会での精神的ケアの仕組みが整っています。

主な取り組み

  • CAMHS(Child and Adolescent Mental Health Services):児童・青少年のメンタルヘルス支援を専門に行う医療機関。
  • スクールカウンセラー制度:すべての学校にカウンセラーを配置し、心のケアを実施。
  • 無料相談ホットライン:子どもや保護者が気軽に相談できる無料のメンタルヘルス支援サービスを提供。

日本ではまだ十分に整備されていない分野であり、イギリスの取り組みは参考になる部分が多いといえます。


5. まとめ|日本への示唆と今後の課題

イギリスの児童支援は、**「子どもの権利を最優先に考える」**ことを基本とし、法整備と実践的なサポートが充実しています。

イギリスの取り組みから学べること

子ども自身の意見を尊重する仕組みを整える
福祉・教育・医療・司法が連携する統合的アプローチを導入
児童虐待の早期発見と防止を強化する「セーフガーディング」制度を拡充
メンタルヘルス支援を強化し、学校にカウンセラーを配置する

日本でも、イギリスの制度を参考にしながら、すべての子どもが安心して成長できる社会を実現するための取り組みが求められています

 

 

お問い合わせはお気軽に♪

facebook_face.jpg

第4回放課後デイサービス雑学講座

 

皆さんこんにちは!
SUNSUN株式会社、更新担当の中西です。

 

 

 

第4シリーズ:放課後デイサービスのスタッフ紹介

テーマ:安心と笑顔を届けるスタッフの魅力

 

 

今回は、放課後デイサービスで働くスタッフについてご紹介します。

子どもたち一人ひとりが安心して楽しい時間を過ごし、成長を実感できるよう支えるのがスタッフの役割です。

放課後デイサービスでは、多様なバックグラウンドを持つスタッフが、それぞれの専門性を活かして子どもたちをサポートしています。

今回は、スタッフの具体的な役割や魅力について詳しくお話しします!

 

 


1. 支援員:子どもたちの成長を見守るサポーター

 

 

1-1. 支援員の役割

 

支援員は、日々の活動や生活の中で、子どもたちが安心して過ごせる環境を整え、成長をサポートします。

 

  • 日常生活の支援: 食事やトイレ、着替えなど、生活に必要なスキルを練習するサポートをします。

 

  • 遊びを通じた成長支援: 遊びの時間には、コミュニケーションや協調性を育むプログラムを提供。

 

  • 感情面のサポート: 子どもたちが抱える不安や困難に寄り添い、安心感を与えます。

 

1-2. 支援員の魅力

 

支援員は、子どもたちの「できた!」という瞬間を間近で見られる仕事です。

 

  • やりがい: 小さな成長を見守ることで、日々の仕事に喜びを感じられます。

 

  • 親近感: 子どもたちと深い信頼関係を築けるのも、この仕事ならではの魅力です。

 


2. 保育士・教員免許保有者:学びと遊びをプロデュース

 

 

2-1. 保育士・教員の役割

 

保育士や教員免許を持つスタッフは、子どもたちの学びや遊びの時間を支えるエキスパートです。

 

  • 学習支援: 学校の宿題を一緒に進めたり、学びの基本スキルを補助します。

 

  • 創作活動の指導: 工作や絵画など、想像力を引き出す活動を企画。

 

  • ルールやマナーの教育: 遊びや活動を通じて、社会性や協調性を学ぶ機会を提供します。

 

2-2. 保育士・教員の魅力

 

  • 専門知識を活かせる: 教育や保育の経験を活かして、子どもたちの成長を支援。

 

  • 成長の場を提供: 子どもたちが新しいことに挑戦し、成功する喜びを共有できます。

 


3. 看護師:健康と安全を見守るプロフェッショナル

 

 

3-1. 看護師の役割

 

看護師は、子どもたちの健康管理を担当する重要なスタッフです。

 

  • 体調チェック: 活動前後に子どもたちの健康状態を確認し、体調の変化を見逃さないよう配慮します。

 

  • 応急処置: 転んでケガをした場合や急な体調不良時に迅速に対応。

 

  • 保護者との連携: 健康や医療に関する情報を共有し、家庭との連携を図ります。

 

3-2. 看護師の魅力

 

  • 安心感を提供: 子どもたちが安心して活動できる環境を整えることで、保護者も安心できます。

 

  • 多様なサポート: 医療的ケアが必要な子どもたちにも専門的な支援を提供。

 


4. チームワークが生む安心感

 

 

放課後デイサービスの現場では、これらのスタッフがチームとして連携しながら子どもたちをサポートしています。

 

  • 情報共有: 子どもたちの状況や特性を共有し、統一した支援を提供します。

 

  • 得意分野の活用: 各スタッフが持つ専門知識を活かし、多角的な支援を実現します。

 

  • 保護者とのコミュニケーション: 家庭での様子を伺いながら、より効果的な支援方法を考えます。

 


5. 実際のスタッフの声

 

 

支援員の声:

「最初は恥ずかしがり屋だった子が、自分から笑顔で話しかけてくれるようになった時、本当にうれしかったです!」

 

保育士の声:

「宿題が苦手だった子が、自分の力で解けるようになって『やった!』と喜ぶ姿を見ると、この仕事のやりがいを感じます。」

 

看護師の声:

「安心して活動できる環境を作ることで、子どもたちが思い切り楽しんでいる姿を見るのが幸せです。」

 


6. スタッフが大切にしていること

 

 

  • 子どもたち一人ひとりを尊重する: 個性や特性を理解し、それに合わせた支援を提供。

 

  • 笑顔を忘れない: 子どもたちに寄り添いながら、楽しい時間を共有することを心がけています。

 

  • 継続的な学び: スタッフ自身も定期的な研修を受け、スキルアップを図っています。

 


次回予告:放課後デイサービスの1日の流れ

 

次回は、放課後デイサービスでの「1日の流れ」をご紹介します!

どのような活動が行われ、子どもたちがどのように過ごしているのかを詳しくお伝えします。

 

 

以上、第4回SUNSUN株式会社雑学講座でした!

次回の第5回もお楽しみに!

 

 

facebook_face.jpg

第3回放課後デイサービス雑学講座

皆さんこんにちは!

SUNSUN株式会社、更新担当の中西です。

 

 

第3シリーズ:一人ひとりに合わせた個別支援

テーマ:子どもたちの「できた!」を一緒に増やそう♪

 

 

今回のテーマは「一人ひとりに合わせた個別支援」。

放課後デイサービスでは、お子さまの個性やペースを大切にしながら、成長や自立をサポートする支援を行っています。

一人ひとりが自信を持って「できた!」と感じられる瞬間を増やすための取り組みについて、詳しくお話しします。

 

 


1. 個別支援計画ってなに?

 

 

1-1. サポートの地図を作る

 

個別支援計画とは、お子さまの目標や現在の状況に応じて作成する「サポートの地図」です。

この計画を基に、お子さまが一歩ずつ前進できるようなプログラムを提供します。

 

  • お子さまの目標に基づく計画:
    「自分で着替えができるようになりたい」「友達と仲良く遊べるようになりたい」など、お子さまの希望や目標を具体的に設定します。

 

  • 保護者とスタッフの連携:
    お子さまの個性や家庭での様子を保護者から伺い、支援計画に反映します。家族全体での取り組みが成功のカギです。

 


2. 生活スキルの向上

 

2-1. 日常生活の練習

 

生活スキルの向上は、お子さまが自立するために欠かせない要素です。

放課後デイサービスでは、日常生活で役立つさまざまなスキルを楽しく練習します。

 

  • 具体的な活動例:
    • 身だしなみ: 洗濯物を畳む、靴を揃える、服をたたむ練習。
      • お手伝い: お皿を並べたり、掃除を手伝ったりすることで家事への興味を引き出します。
      • 時間管理: 時計を見ながら行動する習慣を身につける活動を取り入れます。

 

2-2. 小さな成功体験を積み重ねる

 

「できた!」という成功体験を繰り返すことで、お子さまの自信が育まれます。

スタッフはその瞬間を見逃さず、たくさんの声かけと笑顔で応援します。

 

 


3. コミュニケーション練習

 

 

3-1. あいさつや会話のキャッチボール

 

人と関わる楽しさを感じてもらうため、コミュニケーションスキルの練習も重視しています。

 

  • あいさつの練習: スタッフや他のお子さまと「おはよう」「ありがとう」といった基本的なあいさつを練習します。

 

  • 会話のキャッチボール: 質問を受け答えする練習や、自分の気持ちを言葉にするトレーニングを行います。

 

3-2. 集団活動の中で育む力

 

  • ゲームや工作: グループ活動を通じて、他の子どもたちと協力する楽しさを体験します。

 

  • ルールの理解: ボードゲームやチーム競技を通じて、ルールを守ることや順番を待つ練習をします。

 


4. 個別支援がもたらす効果

 

 

4-1. 自立に向けた一歩

 

個別支援を通じて日常生活のスキルやコミュニケーション能力を磨くことで、お子さまは自立への一歩を踏み出せます。

 

4-2. 自信と自己肯定感の向上

 

自分でできることが増えると、お子さまは自然と自信を持つようになります。

「自分にもできる」という思いが、次の挑戦への意欲につながります。

 

4-3. 家族全体の安心感

 

お子さまの成長を感じることで、保護者の方も安心し、家庭での関わり方に余裕が生まれます。

 


5. 実際の取り組み事例

 

 

事例1: 靴を揃える練習

 

  • 課題: 靴を脱いだまま放置することが多かったAくん。

 

  • 支援内容: 簡単なルールを設定し、「靴を揃えたらスタッフとハイタッチ!」という楽しい習慣を作りました。

 

  • 結果: 1か月後には自分から靴を揃えるようになり、今では家族もその変化に驚いています。

 

事例2: あいさつの練習

 

  • 課題: 初対面の人に緊張してしまうBちゃん。

 

  • 支援内容: スタッフとのロールプレイや、「こんにちはゲーム」であいさつの練習をしました。

 

  • 結果: 少しずつ笑顔であいさつできるようになり、他のお子さまとも仲良く話せるように!

 


次回予告:放課後デイサービスで働くスタッフ

 

 

次回は、放課後デイサービスで働くスタッフについてご紹介します!

子どもたちを支えるスタッフの役割や、日々の想いをお届けします。

 

 

以上、第3回SUNSUN株式会社雑学講座でした!

次回の第4回もお楽しみに!

 

 

facebook_face.jpg

支援プログラムの公表について

平素よりOZデイ33しものせきをご利用いただきありがとうございます。

以下に支援プログラムの公表しております。

2024.11 しものせき支援プログラム様式

 

お一人お一人に合ったより良い支援が出来る様努めて参ります。

今後ともよろしくお願いします。

 

OZデイ33しものせき